体育館の床を美しく、安全に。床洗浄・ワックス剥離からウレタン塗装までの4日間
体育館の床は、激しい運動による摩耗や、長年塗り重ねられたワックスの劣化によって、次第に本来の輝きと安全性を失っていきます。
今回は、4月20日から23日までの4日間で行った**「体育館床の改修工事」**【この木交流センター(柴橋地区コミュニティセンター)】の様子を詳しくご紹介します。単なる清掃ではなく、補修と塗装を組み合わせた専門的なメンテナンス工程をぜひご覧ください。
1. 施工の目的と「現状」の確認
体育館の床は「滑りすぎ」も「滑らなさすぎ」も怪我の原因になります。今回の工事の目的は、古いワックスを一度リセットし、傷んだ箇所を補修した上で、スポーツに適した耐久性の高い**「ウレタン塗装」**で仕上げることです。
施工前の状態
※写真(施工前の全体像) 長年の使用により、表面に黒ずみや小傷が目立ち、ワックスが剥がれてムラになっている箇所が見受けられました。

2. 施工工程:時系列レポート
【4月20日】下地作り:徹底した洗浄と剥離
初日は、塗装の密着を高めるための「下地作り」に集中します。
自動床洗浄機での洗浄 ※写真(洗浄機稼働中) まずは広範囲を効率よく、かつ深部まで洗浄します。


ワックス剥離(はくり) 古くなったワックスを専用の薬剤で溶かして除去します。古い層を残すと、新しい塗料が剥がれる原因になるため、妥協できない工程です。
床傷の補修・詰木(つめぎ)確認 ※写真(補修箇所のアップ) 床の欠けや穴を調査し、必要に応じて木材を埋める「詰木」の準備を行います。



【4月21日】細部へのこだわり:補修と下地塗装
2日目は、床の凹凸をなくし、美観を整える繊細な作業が中心です。
詰木部の研磨・着色 埋めた木材を周囲の床と高さを合わせるために研磨し、違和感がないよう着色します。
パテ処理とポリッシャー研磨 ※写真(研磨作業の様子) 床全体の凹凸をパテで埋め、ポリッシャー(円形のブラシが付いた機械)で平滑に磨き上げます。



1回目ウレタン塗装とライン復旧 補修箇所を保護するためにウレタン塗装を行い、消えかかっていたコートラインを丁寧に描き直します。



使用材料:ウレテイト水性2液下塗 体育館専用の高品質な水性塗料を使用。主剤と硬化剤を混ぜ合わせることで、強固な塗膜を形成します。
【4月22日】クリーニングと本格下塗り
塗装の品質は「目に見えないホコリ」をどれだけ除去できるかで決まります。
ポリッシャー後の精密クリーニング ※写真(清掃完了後の床面) 前日の研磨で出た微細な粉塵を徹底的に取り除きます。



水性2液ウレタン塗装(下塗1回目) ※写真(塗装中の様子) 床全体に均一に塗布していきます。これにより、木材に塗料を浸透させ、表面を固めます。



【4月23日】仕上げ:最高のコンディションへ
いよいよ最終工程。美しさと安全性を定着させます。
下塗後の調整研磨 下塗りが乾燥した後、あえて表面を軽く研磨します。これにより、仕上げ塗料の食いつきがさらに良くなります。
仕上げ塗装(上塗り) ※写真(空き缶と完成写真) 最後にもう一度、高耐久のウレタン塗装を施します。
完成 すべての工程が完了し、鏡のような光沢と、適度なグリップ力を備えた床が蘇りました。






3. 施工のポイント・こだわり
私たちの施工では、以下の3点を特に重視しています。
「詰木」による段差解消 小さな穴や欠けも、スポーツ選手にとっては転倒のきっかけになります。一つひとつ手作業で埋めることで、安全性を確保しています。
適切な「滑り」のコントロール 体育館専用のウレタン塗料を使用することで、激しいストップ&ゴーにも耐えうる、最適な摩擦係数を実現しています。
環境と体に優しい「水性2液塗料」 臭いが少なく、学校などの施設でも安心して使用できる水性塗料を採用しています。2液型(主剤と硬化剤を混ぜるタイプ)のため、従来の1液型よりも圧倒的に摩耗に強いのが特徴です。
4. まとめ:耐久性と美観の向上
4日間にわたる工事により、体育館は「ただ綺麗な場所」から「最高のパフォーマンスを発揮できる場所」へと生まれ変わりました。
【今回の施工によるメリット】
安全性: 段差やささくれがなくなり、最適なグリップ力に。
耐久性: 強固なウレタン層が木材を保護し、長期間美しさを維持。
美観: ラインが鮮明になり、利用者のモチベーションアップ。
体育館や大型施設の床メンテナンスは、早めのケアが将来的な改修コストの削減につながります。「ワックスが滑りやすくなってきた」「床の傷が気になる」といった際は、ぜひ専門家である弊社へご相談ください。
お問い合わせはこちらから [スポーツ館/0237-86-7232]