蘇る相棒。革のプロが伝授する野球グローブの本格修理テクニック
「長年使ってきた野球グローブ、気がつけば破れていたり、紐が切れていたり…。」
そんな経験はありませんか?愛着のあるグローブ、できれば長く使いたいですよね。実は、ちょっとした修理なら自分でもできるんです!今回は、グローブの修理方法をご紹介します。諦めてしまう前に、ぜひトライしてみてください。
なぜ修理するの?メリットを紹介
- 費用を抑えられる: 買い替えるよりも安価に済むことが多いです。
- 時間と手間を節約: 自分で修理するよりも、手間や、時間がかかりません。
- 愛着がさらに湧く: 手入れすることで、グローブへの愛着がより一層深まります。
- ちょっとしたトラブルにすぐ対応できる: 試合直前など、急なトラブルにも対応します。
基本的な修理方法
今回は、よくある以下の修理について解説します。
- グローブの破れ補修
- グローブの紐交換
1. グローブの破れ補修
小さな破れであれば、専用の補修シートや接着剤で修理できます。
準備するもの:
- 野球グローブ補修シート、または革用接着剤
- ハサミ
- (あれば)当て革
修理手順:
- 破れ部分の清掃: 破れた箇所とその周辺の汚れを乾いた布で拭き取ります。
- 補修シートのカット: 補修シートを破れよりも少し大きめにカットします。
- 貼り付け:
- 補修シートの場合: シートの粘着面を剥がし、破れ部分にしっかりと貼り付けます。浮きがないように、指で丁寧に押さえます。裏側からも当て革をすると、より強度が増します。
- 革用接着剤の場合: 破れた両面に薄く接着剤を塗布し、少し時間をおいてから貼り合わせます。ズレないように注意し、クリップなどで固定して乾燥させると綺麗に仕上がります。
2. グローブの紐交換
グローブの紐は、使っているうちに劣化して切れてしまうことがあります。交換すれば、グローブの機能を取り戻せます。
準備するもの:
- 新しいグローブの紐(交換したい箇所に必要な長さ)
- グローブ紐通し(なければ、先の細いドライバーなどでも代用可能)
- ハサミ
修理手順:
- 古い紐を外す: 切れてしまった紐や、交換したい古い紐を、結び目をほどいて抜きます。どの穴に通っていたかを覚えておくか、写真を撮っておくと、新しい紐を通す際に迷いません。
- 新しい紐を通す: 古い紐が通っていた穴と同じように、新しい紐を紐通しを使って通していきます。
- 紐を結ぶ: 最後に、しっかりと結びます。試合中にほどけないように、しっかりと結び、余った紐は邪魔にならない長さにカットします。
修理する際の注意点
- 無理のない範囲で: 大きな破れや複雑な修理は、無理せず専門店に依頼しましょう。
- 安全に配慮: カッターやハサミを使う際は、怪我に注意してください。
- 接着剤の使用: 換気の良い場所で使用し、皮膚に付着しないように注意してください。
- 素材に合った道具や材料を選ぶ: グローブの素材に合わないものを使用すると、劣化の原因になることがあります。
まとめ
愛着のある野球グローブを長く使うためには、日頃のメンテナンスと、修理が大切です。今回の記事を参考に、ぜひご自身のグローブのメンテナンスを検討してみてください。もし、修理が難しいと感じたら、無理せず専門の私たちに相談してください。大切なグローブと共に、これからも野球を楽しんでください!

















